コンサル転職「経営コンサルのメリット・デメリット10選」

転職

経営コンサルタントって、年収が高い・激務・地頭が良いってイメージがあるけど、
「どんな仕事をしているのか・・?」、「経営コンサルタントは自分に向いているのか・・?」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この記事では、外資系経営コンサルティング企業で働く私の経験を踏まえて、
皆様に経営コンサルタントになるメリット・デメリットを紹介していきます。

この記事は「経営コンサルティング業界に興味がある方」、「志望業界は決まってない方」、「年収の高い企業に興味がある方」、「経営に知識をつけて将来的に独立を考えている方」に読んでいただければ幸いです。

デメリット

経営コンサルタントになるデメリットを3つ挙げていきます。

長時間労働が辛い

毎週クライアントとの定例会議が発生するため、プロジェクト期間中は基本的に忙しくなることが多いです。
特に、プロジェクトが安定していないプロジェクト初期・終盤フェーズは最も多忙となるため、深夜残業を強いられることもあります。※平均残業時間は35時間程度(2時間/日 程度

※業界ごとの平均残業時間

出展元:残業の多い職業・少ない職業は?全80業種、95職種別の残業時間調査! |転職ならdoda(デューダ)

しかし、近年は働き方改革・テレワーク化も進み、残業時間・通勤時間の削減によりかなりホワイトになっております。
特に経営コンサルタントはパソコン1つでできる仕事なので、テレワークの普及によりワークライフバランスが確保できたというケースもよく聞きます。

仕事のプレッシャーが大きい

役職の高い課長~部長クラスのクライアント相手に発表・説明をする必要があるため、情報収集・プレゼン資料の準備には多くの時間を費やすことになります。

また、コンサルフィーが高いため、クライアントからの期待値が高いことが多く、常にクライアントからのプレッシャーに打ち勝つ必要があります。

意思決定に携わることができない

コンサルティング会社は、クライアントに対して様々な提案をすることはできますが、最終的な意思決定者はクライアントになるため、仮にAが正しかったとしても、クライアントがBと言えばBの方向性でプロジェクトが進んでいくことになります。

経営コンサルタントは人気な職業ですが、「自分の事業をやりたい」、「最後まで責任をもってプロジェクトに関わりたい」という方から転職する傾向にあります。やはり、意思決定に携わることができないのが、大きな転職理由になるそうです。

メリット

つづいては経営コンサルタントになるメリットを7つ挙げていきます。

様々な業界・専門のプロジェクトに関与できる

経営コンサルティング会社には様々な業界・専門分野のプロジェクトが存在するので、自分の専門性・得意領域が定まっていない人にとっては幅広く経験できる良い機会になると思います。

また、色んな業界・知識が身につくため、キャリアの方向転換が効きやすく、プロジェクトを通して、自身が極めたい分野、興味を持った業界に転職していくことも可能です。

専門的スキルの向上(IT・戦略・M&A)

年次の高いクライアントを相手に価値を提供する必要があるため、常に勉強が必要となるが、その積み重ねにより、業界の知識、専門知識(M&A、戦略、IT等)を身に着けることができます

これらの知識は自身の市場価値を上げることができるため、年収アップにもつながりますし、専門知識が増えることにより活躍の場を広げることが可能になります。

【参考】専門分野と転職先の例

  • M&A ➡ 投資銀行
  • 戦略 ➡ 事業会社の経営企画・事業企画
  • IT ➡ ITコンサル会社、GAFAM等

ネットワーキングの機会が豊富でキャリアが広がる

コンサルティング業界はクライアントとして事業会社、官公庁の方と接点を持つだけでなく、1次情報の収集の観点から、国内外の学術団体・公的機関、同僚と幅広くコミュニケーションを取る機会が多くあります。

ネットワークが広がることにより、普通に生活している中では出会わない方と出会えるチャンスが増えるため、キャリア、知識の幅が広がり人生がより豊かになると考えています。

私の周りでも同僚と新しい事業を始めたり、クライアントからヘッドハンティングされたりとキャリアは無数に広がっているように思います。

長期での有給休暇がとりやすい

経営コンサルティング企業は事業会社と異なり、プロジェクト単位でメンバーを構成して、一定のプロジェクト期間内で仕事を集中的に行う業界のため、プロジェクトの間はまとまった休みがとりづらい一方で、プロジェクト期間外であれば1~2週間の休みを取ることは容易です。

多くの人が、この長期休みを利用して海外旅行や家族と過ごす人が多い傾向にあります。

実際に私もプロジェクトの間に1週間以上の有休を取得して、海外旅行をしています。

転勤もなく、好きな場所で働くことが可能(テレワークが主流)

経営コンサルティングの業務の100%はパソコンを用いた作業であるため、ネット環境さえあれば自宅、旅先、帰省先問わず仕事をすることが可能です。

実際、私が勤める企業でも多くの人がテレワークを利用しており、東京本社勤務であっても働く場所は名古屋市、金沢市、タイのバンコク等家庭の都合に合わせた働き方が可能なことが多いです。

私はテレワークメインで仕事をしているため、本社までの距離は自宅から1時間程度と遠いですが全く問題ありません。
むしろ家賃を抑えることができるので節約にもつながります。

仕事が繁忙期でなければ、島や温泉旅館等の泊まりながら、軽く仕事をしつつ、退勤後は温泉や海のアクティビティを満喫するライフを過ごしています。

また、製造業、商社等とは異なり、転勤が存在しないため、会社に振り回されることなく、ご自身の住みたい街で、ご自身・パートナー・家族に合わせた人生設計を立てることが可能です。

好きな時間に働くことが可能(フレックスタイム)

テレワークを中心とした業務のため、家庭の都合や自身の体調に合わせて仕事をすることができるので、お昼休憩や時間給を活用して、休日に行けない又は混雑する役所や病院などに行けるのが最大のメリットだと思っています。

特に私は子供と過ごす時間を大事にしているので、朝夕方の送り迎え、子供との夜ご飯の間は仕事をせずに、子供が寝た後に残った仕事をするようにしています。

参考までに2児の息子を持つ経営コンサルタントの1日のスケジュールを共有します。

7:00~起床・朝食
8:00~子供の送迎
8:30~17:30仕事
17:30~子供の送迎
18:00~21:00子供との夕食・一家団欒
21:00~23:00残りの仕事 or 自由時間
23:00~就寝

年収が高い

経営コンサルタントは一般的な事業会社と比較すると給料が高い傾向にあります。私の知る限りでは経営コンサルタントよりも年収が高い会社は5大商社・外資系投資銀行のみだと思われます。

※ご参考までに経営コンサル・それ以上の平均年収の業界をまとめています。(openwork調べ)

戦略コンサル1200~1500万円
総合コンサル(BIG4)900~1000万円
5大商社1100~1500万円
外資系投資銀行1500~2000万円

経営コンサルタントの給料が高い理由は、
①優秀な人材のみが集まっているおり労働生産性が高い
②会社のコストは人件費のみで営業利益率が非常に高いことが挙げられます。

※ご参考までに業界ごとの平均年収をまとめています。(doda調べ)

金融469万円
製造業466万円
総合商社464万円
IT・通信446万円
建設・プラント・不動産432万円
専門商社424万円
IT・広告・メディア423万円
医療関係408万円
サービス377万円
小売・外食359万円

まとめ

今回は「経営コンサルタントになるメリット・デメリット」を紹介しました。

私は長年、経営コンサルタントとして働いておりますが、ストレスフリーな職場だと思っています。

ぜひ皆様には経営コンサルタントに興味を持っていただければ嬉しいです。

ただ、経営コンサルタントは非常に人気な業界であるので、
経営コンサルティング企業の内定獲得の対策」、「転職」に興味のある方は下記の記事も是非併せて読んでみてください。

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